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2015.05.18 火災保険料値上げへ

損害保険料率算出機構が、火災保険の「参考純率」を改定しました。
今回はその改定内容をご案内いたします。

1.参考純率とは

損害保険の保険料率は以下の2つに分けられます。

  • 純保険料:事故発生時の保険金支払いに充てられる。
  • 付加保険料:保険会社の事業運営に必要な経費等に充てられる。

参考純率とは上記のうち、純保険料に該当する部分を損害保険料率算出機構が算出・提供しているものです。損害保険会社はこれを参考に修正し、純保険料を算出しますので、参考純率の改定は保険料にも影響をおよぼします。

2.改定の概要

今回の改定は主に次の2点です。

  • 住宅総合保険の参考純率を平均3.5%引き上げ
  • 火災保険の参考純率は保険期間10年間までの契約に適用

改定の背景は、主に保険金の支払い増加によるものです。特に自然災害(台風、竜巻など台風以外の風災、雹災、雪災)や水濡れ損害の保険金支払いの増加や、地球温暖化により自然災害の将来予測に不確実な要素が増しているとの研究成果が発表されたことなども今回の改定に関係しています。

今回の改定に伴い、損保各社は今年の10月以降、保険料率の見直しと保険期間10年を超える長期の火災保険の販売を停止する予定です。
保険料率については、都道府県・建物の構造によって改定率は異なりますが鹿児島県の場合、24%~30%程度の引き上げとなっているため保険料率の見直し後は、大幅な保険料の引き上げが予測されます。

(ご参考)参考純率改定例

火災保険の保険料は地域によって、また、建物の構造によって保険料が異なります。建物は大きく分けてM構造(鉄筋コンクリートなどの耐火建築物でマンションなどの共同住宅)、T構造(鉄筋コンクリートなどの耐火建築物や準耐火建築物、省令準耐火建築物でM構造以外の建築物)、H構造(木造などのM構造、T構造いずれにも該当しない建築物)に分けられます。M構造は全国すべての都道府県で上昇となり、その上昇幅は3.0%~24.1%となりました。T構造は上昇が39、下落が8都道府県で、-6.7%~+26.5%と都道府県によって大きく格差が広がりました。さらに格差が広がったのがH構造です。上昇が23、下落が24と半数以上の都道府県で下落しましたが、最高の上昇率となった沖縄県はなんと29.7%の上昇です。逆に下落幅が一番大きかった福島県は-25.4%と明暗が分かれました。

最高 M構造 T構造 H構造
+24.1% 三重県
和歌山県
山口県
徳島県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
+26.5% 長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
(+26.4%)
+29.7% 沖縄県
鹿児島県
(+29.5%)
最低 +3.0% 栃木県
群馬県
富山県
石川県
島根県
-6.7% 島根県 -25.4% 福島県

鹿児島県の場合、参考例の通り全国的にみても参考純率の上昇幅が大きく、今回の改定による保険料の見直し前に火災保険の見直しをしておくことが必要です。
最近の損保各社の火災保険は必要な補償を選択することができるようになっているため補償内容の見直しを行い必要な補償を選択することが必要です。
また1年更新で加入している方については長期契約することにより負担を軽減することもできます。

(ご参考例)
現在年払保険料5万円の火災保険に加入されている場合

  • 1年更新で30年間継続した場合
    5万円×30年=1,500,000円
  • 30年分長期一括払の保険料
    1,092,410円

差額 407,590円

  

ご参考例の通り、長期契約にすることにより大幅に保険料は割安となります。ただし、10年を超える長期契約は10月以降販売停止予定のため10年を超える長期契約をご検討される場合は、9月までに見直しすることをお勧めします。
当社では、火災保険の見直しのお手伝いもしておりますのでお気軽にご相談下さい。

【お問合せ先】
株式会社 保険企画カワイダ
鹿児島市薬師2丁目5番22号
TEL099-253-4405  FAX099-253-4425