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2016.07.06 自動車事故過失割合の基礎知識5

今回は、自動車とバイクの交差点内での事故過失割合の具体例をご案内いたします。ご参考にお役立てください。

1.赤信号で交差点に進入した自動車と青信号で進入したバイクの事故の場合

基本過失割合 A:0%   B:100%

バイクも自動車も、信号機のある交差点では、当然信号に従わなければなりません。
そのため、青信号で交差点に進入したAには過失がありません。
赤信号無視のBに100%の過失があります。
ただし、事故が信号の変わり目に起きた場合など、状況によってはAにも過失が発生します。

2.信号機のない交差点での直進車同士の事故
(1)同程度の道幅での事故(バイクが左方、自動車が右方の場合)

基本過失割合 A:30%   B:70%

信号機のない交差点では、左側から来る車両の進行を妨げてはいけない(道路交通法36条1条1項1号)と定められています。そのため、左側から交差点へ進入したAの優先度が高くなります。
さらに、自動車と比べてバイクの方が交通弱者となることから、バイクの過失割合は少なくなります。
そのため、A:30% B:70%が基本過失割合となります。
なお、バイク側にケガがない場合には、自動車同士の事故の基本過失割合(A:40% B:60%)を適用します。

(2)同程度の道幅の事故(自動車が左方、バイクが右方の場合)

基本過失割合 A:50%   B:50%

信号機のない交差点では、上記(1)の通り、左側から交差点へ進入したBの優先度が高くなります。
その一方で、自動車に比べてバイクの方が交通弱者となることから、バイクの過失割合は少なくなります。
その結果、A:50% B:50%が基本過失割合となります。
なお、バイク側にケガがない場合には、自動車同士の事故の過失割合(A:60% B:40%)を適用します。

(3)自動車に一時停止の規制がある場合の事故

基本過失割合 A:15%   B:85%

一時停止の規制がある場合、停止線の直前で一時停止しなければならない上に、交差する道路を走行する車両等の進行を妨げてはいけない(道路交通法43条)と定められています。
一方、バイクにも交差道路を通行する自動車に対する注意義務があります。
そのため、A:15% B:85%が基本過失割合です。
なお、バイク側にケガがない場合には、自動車同士の事故の基本過失割合(A:20% B:80%)を適用します。

(4)バイクに一時停止の規制がある場合の事故

基本過失割合 A:65%   B:35%

バイク側に一時停止の規制があるので、バイク側に大きな過失があります。
一方の自動車にも、交差道路を通行するバイクに対する注意義務があります。
さらに、バイクの方が交通弱者となることから自動車に過失が加算されます。
そのため、A:65% B:35%が基本過失割合となります。
なお、バイク側にケガがない場合には、自動車同士の事故の基本過失割合(A:80% B:20%)を適用します。

以上が、交差点での自動車とバイクの事故の過失割合の具体例です。
ご案内しているのは、基本過失割合です。実際の事故では個々の事故状況を確認のうえ、過失割合を協議決定します。
そのため具体例でご案内した基本過失と異なる結果となることもあります。

次回は、自動車とバイクの事故で交差点内で直進車と右折車の事故の具体例等をご案内します。

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