春先から夏にかけて、気温が温かくなってくると、ついつい窓の開けっ放し等、防犯の意識が薄れやすくなります。
そこで今回は、防犯対策(住宅侵入窃盗への対策)についてポイントをご案内します。
防犯対策とともに、窃盗被害に遭った場合の備えも必要です。
鹿児島県警による平成28年中の犯罪概況によると、刑法犯総数7,352件のうち、窃盗犯は5,442件で全体の74%を占め、1日平均で約15件と多発しており、窃盗被害への備えは重要といえます。
住宅への侵入により、家財が盗まれたり、建物に破損などが生じた場合には、火災保険で補償することができます。
契約の際には、建物と家財両方とも契約する必要があります。
家財の保険が契約されていない場合には、盗まれた家財の補償を受けることはできませんので注意しましょう。
主錠のほかに補助錠がついていれば侵入しようとしても時間がかかります。
侵入までに5分以上かかると約7割の泥棒は諦めるというデータがあります。
サムターンカバーとは、室内側にある錠のつまみが外部から解錠されることを防ぐ器具。金属棒を差し込むなどして解錠する、サムターン回しによる侵入を防ぐ効果があります。
一戸建て住宅、共同住宅とも、最も多い侵入口は窓です。バールや石で窓ガラスを割る「打ち破り」など手荒な手口による侵入を防ぐには、破壊に強いガラスに交換するとよいでしょう。
窓ガラスのクレセント(*)に近い部分を割られても、すぐには窓が開けられないよう補助錠を取り付けましょう。施錠が可能な雨戸やシャッターも有効な防犯手段です。(クレセントとは引き違い窓についている締め金具)
面格子は簡単に外されにくく、切断されにくい構造になっている防犯性能の高い建物部品を取り付けましょう。
塀や植木、車庫・物置の屋根、置きっぱなしの脚立などが足場に使われ、2階への侵入経路となることがありますので、家の周囲を再度点検しましょう。
塀や垣根は外からの視線をさえぎり、泥棒にとっては格好の隠れ場所です。木々の下枝をはらい、塀や垣根は低くして死角をなくし、玄関や勝手口の周辺は特に見通しをよくしましょう。
センサー付きライトは夜間の人の動きに反応して点灯するため、不審者を威嚇する効果があります。夜間は常時門灯を点け、暗い場所や車庫、玄関などにはセンサーライトを設置しましょう。
ゴミ捨てのような短時間の外出であっても、窓や玄関の鍵は必ず掛けるようにしましょう。侵入窃盗の発生場所別の侵入手段においては施錠していない場所から侵入されたケースが一戸建て住宅の場合は43.6%、共同住宅の場合は43.8%に及びます。
ポストに溜まった新聞や郵便物は、留守宅であることを泥棒に教えているようなものです。旅行や帰省などで長期間、留守にする場合は新聞や郵便は止めるようにしましょう。
当社では、火災保険や自動車保険、傷害保険、生命保険等、各種保険を取り扱っておりますので保険に関するご相談等ございましたらお気軽にお問合せ下さい。
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