列車との事故は、命に関わるような大事故になりうるだけでなく、地域住民の足を奪うなど日常生活に多大な影響を及ぼします。そこで今回は、万一踏切内で車が動かなくなったときに、列車との事故を避けるためにドライバーがとるべき措置についてまとめてみました。
車内に家族などの同乗者がいるときは、まず、同乗者を先に降ろして安全な場所へ避難させます。 同乗者のなかに、幼児や子ども、高齢者、身体の不自由な人がいる場合は、優先して避難させましょう。
同乗者も含め、近くにいる人に協力を求めて、ギアを「N(ニュートラル)」にして車を踏切の外に押し出します。他車がいる場合には、ロープなどでけん引してもらう方法もあります。
※列車が接近している場合は移動はせず、「2.踏切内で立往生したときの措置」をとってください。
踏切を通過中に遮断機が閉じてしまったという場合、次の二つのケースが考えられます。
これらはいずれも違反行為であり、避けなければならないことですが、万一そのような事態になったときは、車で遮断機を押して一刻も早く踏切の外に出るようにします。遮断機が破損する可能性もありますが、列車との衝突事故を避けることが最優先です。
踏切支障警報装置のある踏切では、警報機の柱などに取り付けられている「非常ボタン(踏切支障警報装置)」を押します。ボタンを押すと、鉄道用の信号が停止信号に変わり、列車に異常事態を知らせるようになっています。
踏切支障警報装置のない踏切では、車に携行している「発炎筒」を活用して、でき るだけ早く列車に知らせるようにします。
発炎筒がなかったり、使い切ってしまったときは、紙類や衣類その他の燃えやすく 煙の出やすい物を使って、列車に知らせるようにします。物を燃やすときは、発炎筒 の使用時と同様に、周囲に引火物がないことを確認し、煙にまかれないよう風向き にも注意しましょう。
当社では、自動車保険や火災保険、傷害保険、生命保険等の各種保険を取り扱っております。保険に関する相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
【お問合せ先】
株式会社保険企画カワイダ
鹿児島市薬師2丁目5番22号
TEL 099-253-4405 FAX 099-253-4425