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2016.05.09 自動車事故過失割合の基礎知識3

第3回目の今回は、交差点での右折車と直進車の事故、道路外出入車と直進車の事故、同じ方向に進む車両同士の事故の過失割合の具体例となります。ご参考にお役立てください。

◎交差点での右折車と直進車の事故の過失割合
1. 同じ道路に反対方向から進入した場合
・直進車と対向右折車が衝突した場合

基本過失割合:A20% B80%

車両等が交差点で右折する場合は、直進や左折をしようとする車両の進行を妨害してはならない(道路交通法34条)と定められています。
そのため、右折車は直進車が通り過ぎるのを待たなければならず、右折車の方が優先度は低くなります。
したがって、右折車に80%の過失があります。
その一方で、直進車にも交差点内はできる限り安全な速度と方法で進行する義務(道路交通法36条4項)があります。
このケースでは、直進車から対向車が見えているので、対向車が右折してくる可能性を予測して運転する義務があります。
この点で直進車にも20%の過失があります。

2.信号機のない交差点に横方向から進入した場合
・右折車が優先道路に出る場合

基本過失割合:A10% B90%

優先道路とは、センターラインや車線が交差点の中を通り抜けている道路をいいます。
優先道路を通行する車両の優先度は高くなりますが、交差点を通行する車両などに注意する義務はあると道路交通法に定められています。
そのため、直進車同士の事故の場合と同様に、優先道路を通行している車両にも10%の過失があります。

◎道路外出入車と直進車の事故の過失割合
・道路外から道路に進入するために左折または右折する場合

基本過失割合:A20% B80%

他の車両等の正常な交通を妨害するおそれがあるときは、道路外に出入りするための右左折はしてはいけない(道路交通法25条の2)と定められています。
一方、直進車にも前方をよく見ていなかったことに対する過失があります。
そのため、A20%、B80%が基本過失割合となります。

◎同じ方向に進む車両同士の事故の過失割合
・進路変更車と後続直進車の事故の場合

基本過失割合:A30% B70%

車両はみだりに進路を変更してはいけない(道路交通法26条の2・1項)と定められています。
また、進路変更後の進路を後方から走る車両等の速度や方向を急に変更させるおそれのあるときには、進路を変更してはいけない(道路交通法26条の2・2項)とも定められています。
一方、合図などで前方にいる車両の進路変更を予測できるため、後続直進車にも前方をよく見ていなかったことに対する過失があります。
そのため、A30%、B70%が基本過失割合となります。

以上が、交差点での直進車同士の事故の過失割合の具体例です。
ご案内しているのは、基本過失割合です。実際の事故では個々の事故状況を確認のうえ、過失割合を協議決定します。
そのため具体例でご案内した基本過失割合と異なる結果となることもあります。

次回は、駐車場内での車同士の事故過失割合の具体例です。
ご参考にお役立て下さい。

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